子ども自由研究発表会を開催
今日は、米子市内の小学生の自然科学に関する研究発表会を開催しました。研究ポスターをスクリーンに拡大投影して発表者が研究内容を説明し、ポスターの原本は会場の両側の壁面に掲示しました。
10名の小学生が、研究内容を発表。みんな堂々とした発表で、集まった大人たちは感心しっぱなしでした。大人からの質問にもはきはきと答え、分からないことはきちんと「わかりません」と答えていました。
子ども達の理科離れがささやかれる昨今ですが、このような子達に出会うと、まだまだ捨てたものじゃないな!と励まさせる思いがしました。
★今日発表された研究の題名
・オオヨシキリお子育てに必要な面積は?
・ありのすのかんさつ
・昔の中海はどんなかんきょうだったのか?
・水鳥公園の生き物調べ
・くもの巣はどうやってできるのか
・ヒメボタル調べ
・くず野菜の研究
・天気予報はどうやってするの?
・自然に還るプラスチック
・中海の水質
未来の自然科学者たちに拍手!
2009年11月29日 17:55 カテゴリー:
普及啓発
クロツラヘラサギがいなくなった!
初飛来以降、皆様に親しまれていたクロツラヘラサギが、今日一日姿を見せませんでした。
先のブログで心配していたとおりになってしまいました。
http://nakaumi.blogspot.com/2009/11/blog-post_27.html
これは一時的な外出の可能性もあり、また戻ってくるのかもしれませんが、姿が見えなくなってしまうと心配です。
早朝(6:45) の米子水鳥公園
今日の鳥(2009年11月29日)
・コハクチョウ 179羽 今季最多数更新!今季は15:30ごろから帰ってきます。
・マガン 493羽 寒かったけれどお昼寝にきました!
・セグロカモメ1羽 毎年冬に1羽だけ居つきます。
・カワセミ 1羽
など。
今日の水鳥総数 約3000羽 ちょっと少なめ!

コハクチョウが帰ってきた。(16:00)
2009年11月29日 17:40 カテゴリー:
クロツラへラサギ
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鳥
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鳥情報
クロツラヘラサギが食べているもの
最近、クロツラヘラサギが時々ネイチャーセンターのすぐそばで食事するようになり、お客様に喜ばれています。
しかし、クロツラヘラサギが盛んに捕らえて食べているものは何なのか。いくら望遠鏡で見ていても分かりません。「う~、気になる!」
ということで、写真にとって調べてみました。
写真1
写真2
クロツラへラサギのくちばしの間に踊っているものを拡大してよく見てみた結果、いずれもスジエビのようでした。写真1、写真2以外の画像にも、スジエビと思われる小動物が写っていました。確かに、この時期に園内の池をタモ網ですくってみると、スジエビばかり捕れます。
結論:水鳥公園のクロツラヘラサギがよく食べているものは、スジエビである。
今日、クロツラヘラサギは一日中盛んに食事をしていました。観察している立場としては楽しいのですが、喜んでばかりはいられません。なぜなら、クロツラヘラサギが姿を消す前には、一日中獲物探しをしている様子がよく見られるからです。食べ物が不足してくると、より食べ物の豊富な場所へと引っ越してしまうのではないか、と思うのです。
クロツラヘラサギに会いたい方は、お早めに水鳥公園にお越しいただいたほうがよいかもしれません。
●今日の鳥(2009年11月27日)
・コハクチョウ 156羽 今季最多数!
・オオハクチョウ 1羽 はるか遠くでマイペース!
・マガン 約500羽 中海のマガンを観るなら昼間の水鳥公園へ!
・ヒシクイ 1羽 警戒心弱すぎ!
・クロツラヘラサギ 1羽 スジエビ大好き!
・ハヤブサ 1羽 何かをお腹いっぱい食べてハト胸になっていた!
・ノスリ 1羽 ハヤブサの食べ残しを食べてハト胸になっていた!
今日の水鳥総数 約6000羽
2009年11月27日 18:26 カテゴリー:
クロツラへラサギ
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鳥
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鳥情報
あたたかいので...
ネイチャーセンターから見て、園内の池の突き当たりに浮かぶ枕木。
距離およそ800m。
枕木の上には、何かがずらりと並んでいる様子。
拡大。
何と、カメさんが並んで甲羅干し中~♪
もうすぐ12月だというのに、日中は上着が要らない暖かさ。カメたちはまだ冬眠せず、元気に活動しています。
それにしても気になるのは、カメの種類です。
並んでいるカメは、全て外来種のミシシッピアカミミガメです。
時々、真冬なのにカメがいる、というニュースを見かけますが、
それらも全てミシシッピアカミミガメ。
日本在来のカメはどこへ行ってしまったのか。
カメの甲羅干し風景はのどかですが、外来種に占拠されてしまっている光景はなんだか恐ろしいです。
2009年11月26日 18:36 カテゴリー:
生き物
台湾からのお客様 クロツラヘラサギ?
米子水鳥公園に、台湾から観光のお客様がいらっしゃいました。
クロツラヘラサギが飛来中でしたのでご紹介したところ、大変な大盛り上がりです。台湾は、世界で最もたくさんのクロツラヘラサギが越冬する場所で、クロツラヘラサギは、日本のトキのような扱いのようです。
若い人からお年寄りまで、皆さんこの鳥をご存知でした。今、米子水鳥公園飛来中のクロツラヘラサギは、台湾に行ったことがあるかもしれません。台湾からのお客様と不思議な縁を感じました。
2009年11月26日 17:50 カテゴリー:
クロツラへラサギ
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国際交流
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鳥
鳥の羽根のブローチできました!!
先日お約束していた鳥の羽根のブローチ(フェザーカービング)
が完成しましたのでアップします!
参加者12名中、10名の方が完成しました。
親子連れも方も多く、満足出来る作品に仕上がった様子でした。
写真は親子連れの完成時の記念写真です。
ちなみにこちらが参加者の完成作品です。
上から、チョウゲンボウ・カケス・カケス・コガモの羽です。
予想以上の出来にびっくり(・<>・)!!
来年も企画していますので、興味のある方は是非ご参加を!!
2009年11月26日 11:16 カテゴリー:
オオハクチョウが4羽!
今日は、予報どおり暖かな晴天に恵まれました。大山山頂の雪は、かなり溶けてしまっています。
今日のような暖かい晴天の日は、コハクチョウ、マガンともに日中いっぱい観察できます。今日はマガンがかなり近くに集まり、いつもよりも姿がはっきり観察できました。
例年、昼間はハクチョウがいないことが多いのですが、今季は一日中コハクチョウが数十羽います。マガンも昼寝に戻ってきたら夕食に出かけず、そのまま塒入りしてしまいます。暖かい日が多いからかな?
クロツラヘラサギは、コハクチョウやコサギたちと一緒にお昼寝するのが日課になっています。今年新たに作った砂浜が水鳥たちに大人気です。
今日、オオハクチョウが新たに3羽飛来し、元々いた1羽と合わせて計4羽が水鳥公園にいました。中海・宍道湖ではオオハクチョウは珍しく、コハクチョウ1000羽に対してオオハクチョウ2~3羽程度しかいません。しかし、午後には姿が見えなくなりました。
●今日の鳥(2009年11月25日)
・コハクチョウ 90羽
・オオハクチョウ 4羽 すべて成鳥!
・マガン 510羽
・ヒシクイ 1羽 久しぶり!
・コサギ 27羽 最近妙に多い!
・クロツラヘラサギ 1羽 健在!
・ハイイロチュウヒ 1羽 ♀タイプ
・オオタカ 1羽 幼鳥。今日は存在感が薄かった!
今日の水鳥およそ8000羽 今季最多レベルの賑わいでした!
●おまけ
・アカミミガメ16匹 甲羅干し。まだ冬眠せず。
・ヌートリア 2+頭 意外と人気者。
2009年11月25日 19:13 カテゴリー:
オオハクチョウ
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鳥
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鳥情報
鳥情報 2009.11.20
本日は、コハクチョウが60羽、クロツラヘラサギ(1)が園内に1日滞在していました。
マガン(400-500)も昼ごろに公園に戻ってきてからは、日没まで滞在していました。
今日は、特別なお客さんとして韓国からの環境視察団の方々が来られました。
施設の施工や管理など一生懸命勉強されていかれました。
2009年11月20日 18:35 カテゴリー:
国際交流
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鳥
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鳥情報
レンジャー日記「2009年11月19日」
今日は終日曇り空かと思っていましたが、意外と青空が見えて日差しもあり、風もなく穏やかな一日でした。コハクチョウも終日園内でのんびり過ごし、マガンもお昼寝にやってきてくれました。
クロツラヘラサギの報道の効果で、ニュースを見た野鳥ファンの方が時々いらっしゃいました。
観察ホールの前浜には、一日中カモの群れがいて、コハクチョウも数羽がお昼寝していました。
背景の雪化粧をした大山がとってもビューティホ~♪ 特に、午後は大山にかかっていた雲がとれて、西日に照らされて素晴らしい風景でした。
お昼ごろ、地元の小学生が社会科見学で来館。野鳥観察ゲーム「鳥ビンゴ」と展示室を見学して回答する「展示クイズ」を体験していただきました。
ネイチャーセンター正面には、珍しいお客さんが2羽ウロウロしていました。ウミアイサのメスです。中海には時々いますが、園内に入ってくるのは珍しく、近距離で観察できるのも珍しいです。盛んに手作り島の廻りや杭が立ち並ぶところを探っていて、小魚捕りに忙しそうでした。
●今日の鳥 (2009年11月19日)
・コハクチョウ 80羽 昼間でも意外とたくさん園内にいました!
・オオハクチョウ 1羽 外出しません。
・マガン 約300羽 何回も小分けにして飛来!
・クロツラヘラサギ 1羽 今日も健在。でも、終日遠くにいました。
・オオタカ 1羽 お気に入りの場所で獲物探し。
・ノスリ 1羽 遠くの木に止まっていた。
・ハイイロチュウヒ 1羽 虹彩が暗く小柄なので幼鳥♂かも!
・タゲリ 1羽 上空を通過。コミミズクかと思った!
・トモエガモ 24羽 ともえ模様がきれいでした!
・ハシボソガラス&ハシブトガラス 合わせて約90羽 異様に群れる!
・今日の水鳥 合計約4000羽。
2009年11月19日 18:22 カテゴリー:
ウミアイサ
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鳥
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鳥情報
オオハクチョウ飛来
米子水鳥公園に今年もオオハクチョウがやって来ました。
一日園内で過ごしています。
去年と同じ鳥でしょうか? 嘴のすすけた感じが似ています。
朝、コハクチョウは 41羽 マガンは380羽いました。
その他 トモエガモ 50羽
2009年11月15日 16:31 カテゴリー:
オオハクチョウ
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鳥
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鳥情報
米子水鳥公園自然観察会 落雁を観察しよう!
落雁といってもお菓子じゃないですよ!
米子水鳥公園は、国内では貴重なマガンのねぐらとなっています。
日本国内では、ハクチョウの飛来地こそ500カ所以上あるといわれていますが、ガンの飛
来
地は50か所程度といわれています。
そんなネグラの米子水鳥公園に、マガンの群れが返ってくる様子を観察しました。
今日は、ハクチョウは17:00ごろから次から次に帰ってきたのですが、マガンは17:30まで帰ってきませんでした。
でも、マガンが群れ飛ぶ姿は良いですね。才能がなく、ここで一句詠めないのが残念
です。
朝は、7:00ごろ飛び立っています。(土日祝日の7:00開館をご利用ください。)
2009年11月14日 20:48 カテゴリー:
マガン
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普及啓発
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鳥
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鳥情報
子どもラムサールクラブ「粟嶋神社を探検!」
今日の子どもラムサールクラブは、秋の自然観察がテーマ。そして、秋の味覚を味わってみました。
水鳥公園のとなりにある粟嶋神社にプチ遠足。途中、いろいろな虫に出会えました。もう11月なのに、意外と虫がたくさんいました。
ショウリョウバッタとクビキリギスがいたよ!
粟嶋神社でシイの実拾い。
水鳥公園に戻ってから、ドングリチェック。水に浮くドングリと沈むドングリ。何が違うのかな?
ドングリをフライパンで炒って食べてみました。「おいしい!」と好評でした。

もうひとつの秋の味覚「イナゴの佃煮」。みんな恐る恐る食べていましたが、その美味しさにびっくり!お持ち帰りをする方もいらっしゃいました。
みんなでドングリとイナゴを試食。もちろん完食です。
今回の企画の趣旨は、秋の味覚を味わうのと同時に、生き物の種類の種類を見分けることの大切さでした。
自然の中から、食べられるものと食べられないものを見分ける能力は、自然界で生き延びるには欠かせません。ラムサールクラブの子ども達には、「違いが分かる人」に育ってほしいものです。
アマモサミット2009 中海で開催!!
米子水鳥公園のある中海で、全国アマモサミットが開催されました。
日本の多くの湖沼では、水草や海草と呼ばれる水生植物の群落が
過去には多く見られましたが、1960年代からほとんど見られなくなりました。
中海も同様な傾向があり、藻場の衰退以降、漁獲の減少や湖沼の生態系の衰退など、多くのの問題が見られるようになりました。
そんな、藻場の回復のために活動する全国の人々が集まっての会合です。
中には、アマモを植えないでと主張する先生もおり、なかなか奥深い白熱した論戦のあった会議でした。
今後、水鳥だけでなく湖沼生態系の保全 がこれからの重要な課題になっていくでしょう。
その、大切な一歩を見せていただいた気がしました。
アマモシート制作の様子。
植栽地に記念の看板
全国アマモサミット2009に、米子水鳥公園も後援しました。
いつか、昔のように中海で水草や海草をはむコハクチョウの様子が観察されるようになったらいいですね。

2009年11月 7日 19:14 カテゴリー:
普及啓発
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自然再生
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調査研究
オオタカが二羽並んだ!
今日は、一日中どんよりと曇った薄暗い一日でした。
園内の鳥たちは今季最多数か、という賑わいぶり。でも、まだ6000羽位かな?1万羽の賑わいには及びません。
一つ目は、これです。
オオタカの成鳥が2羽、お気に入りの場所に並んで止まっていました。
普通、成鳥同士が遭遇すると、喧嘩して一方が追い払われるものですが、この2羽は互いのことをチラチラ見るものの、争いませんでした。右の個体が一回り大きくて胴体が太めなので、♀っぽい。左の個体はスレンダーで♂っぽい。お二人さん、どういう関係ですか?
二つ目はこれ。
ヒシクイがネイチャーセンターの真正面を泳ぎました。
ヒシクイは、警戒心が強いガン類でもとりわけ神経質な印象があるのですが、この個体はしばしばネイチャーセンター附近の岸辺や島で草を食べています。こんなに近距離で観察できる個体は珍しいです。でも、無防備な行動が危ういです。
以前、タカの獲物にしては体が大きすぎると思われたクロツラヘラサギが、オオタカに殺された事件がありました。この無防備なヒシクイが、クロツラヘラサギの二の舞にならないことを祈ります。
●今日の鳥2009年11月5日(木)
コハクチョウ 7羽 辛うじてねぐら入りしてくれています。
マガン240羽+ お昼寝のために飛来。
ヒシクイ2羽 亜種ヒシクイは至近距離で観察できる!亜種オオヒシクイは遥か彼方!
ミコアイサ2羽 今季初認!まだ到着していない常連ガモはツクシガモだけ。
ハジロカイツブリ2羽 今季初認!
オオタカ成鳥2羽 番い?
チュウヒ成鳥 1羽
ノスリ成鳥 1羽
ハイタカ幼鳥 1羽
トモエガモ 8羽+ 遠い!
ウミアイサ♀2羽 水鳥公園に定着。
ユリカモメ1羽 まだ数が少ない。
その他、マガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモを主に約6000羽のカモ達。
そろそろヘラサギ類がくる頃です。まだかな~♪
2009年11月 5日 19:37 カテゴリー:
オオタカ
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ヒシクイ
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鳥
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鳥情報
大山初冠雪!
今日は、今年1番の寒さになるということで、冬用の上着を一枚羽織って仕事をしました。
天気予報どおり、お昼頃から天気が回復し、澄んだ青空と雪化粧した大山が雲の向こうから現れました。
鳥たちもたくさん集まっており、5000羽くらいの水鳥で賑わっていました。
●今日の鳥2009年11月3日
・コハクチョウ 16羽
・マガン 211羽
・ヒシクイ 2羽 亜種オオヒシクイと亜種ヒシクイそろい踏み!
・オオタカ 幼鳥1羽
・ハヤブサ 1羽 BSSアンテナ塔のてっぺんで食事中。
・ノスリ 1羽
・タゲリ 10羽 殆ど幼鳥!
・ウミアイサ ♀2羽 水鳥公園では珍しい!
など。
2009年11月 3日 19:51 カテゴリー:
鳥
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鳥情報
珍客2件
今日は、珍しいお客様が二件いらっしゃいました。
一件目はカメさんです。
甲長21cmのイシガメが持ってこられました。今年の8月末ごろ、米子市内の田んぼで見つかったとのこと。鳥取県は日本在来のカメの分布記録が非常に乏しいので、貴重な記録です。
→背甲の色と形が怪しい。クサガメとの交雑個体の可能性大。要再確認です!
もう一件はミミズクさんです。
これまた、米子市内で畑の防鳥ネットに絡まって動けなくなっていたトラフズク1羽が持ち込まれました。元気なのですが、防鳥ネットが激しく絡み付いて外せそうにないので、動物病院に搬送しました。
水鳥公園には、時々このような珍しい生き物が持ち込まれることがあります。大変貴重な記録である場合もあるので、見慣れない生き物を見かけた場合は水鳥公園に現物か画像をお持ちいただければ幸いです。
2009年11月 3日 19:29 カテゴリー:
トラフズク
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鳥
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鳥情報
大雨の中、ラムサール条約について解説
本日は、小学校の子どもたちが、ラムサール条約の勉強、
社会科見学として米子水鳥公園にやってきてくれました。
湿地の大切さ、水の大切さについて勉強しました。
2009年11月 2日 18:33 カテゴリー:
ラムサール条約
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普及啓発