本日朝、クロツラヘラサギ1羽を園内で確認しました。毎年11月ごろに来る世界的珍鳥。毎年来るといっても、わずか1羽ずつ。今年も来てくれるのか、半信半疑で毎年この時期に待っているのですが、今年も来てくれてホッとしました。
12月8日(土)10:00~11:30に、自然観察会「クロツラヘラサギを観よう!」を開催しますので、ぜひご参加ください。
近頃、アメリカコハクチョウとコハクチョウの番い一家が水鳥公園にいます。
※解説しよう!アメリカコハクチョウは、北米大陸にすむコハクチョウの亜種。コハクチョウはロシア生まれなので、この番いは人に例えると、アメリカ人とロシア人の国際結婚夫婦のような関係なのだ!
この一家は朝一番で安来へと出かけてしまうので、なかなかお客様にご覧いただけないのですが、今日は吹雪のせいか、園内にとどまっています。
家族構成はこんな感じです。
ハクチョウ類は外見で性別は見分けられないのですが、この家族は他の家族との挨拶の際にアメリカコハクチョウが代表して前に出ているので、お父さんかな?と思います。
コハクチョウは、平均4個の卵を産むのですが、なかなか6羽の家族は見られません。厳しい自然界では、順調にすべての子が育つ確率はとても低いのです。
そんな中、この一家は4羽の子どもを連れて過ごしています。すごいですね。
どこへ行くにも家族一緒。
この仲良し一家を見ていると、癒されますよ~♪
この一家を観察したい方は、朝一番にお越しいただくことをお勧めします。
明日、明後日は週末なので、朝7時から開館していますので、是非お越し下さい。
この一家は、元旦にも姿を見せていました
クロツラヘラサギは、昨日一日姿を見せませんでしたが、今日はコハクチョウの群れに混じって眠っています。
水鳥観察桟橋向かいの岸辺にいるので、かなり近くに居るのですが、外は吹雪だし、顔を見せてくれないのが残念です。
オジロワシもまだ居ます。
今日も、ネイチャーセンターの目の前にコハクチョウとクロツラヘラサギが集まってくれて、お客様にとても喜ばれました。どのくらい近いかはご覧のとおり。20倍の望遠鏡ではコハクチョウの体の一部しか見えません。
どうしてネイチャーセンターの前にコハクチョウが集まるのでしょうか。その理由は、春から秋に行っていた環境管理作業にあります。たくさんの人たちに獣よけの水路を掘ってもらったり、雑草を抜いてもらったお陰で、安心して休憩できる岸辺とコハクチョウたちが認めてくれたのです。
今年行ってきた環境管理の様子はこちら!↓
http://nakaumi.blogspot.com/2008/09/520.html
http://nakaumi.blogspot.com/2008/09/blog-post22.html
http://nakaumi.blogspot.com/2008/09/blog-post18.html
今日の珍しい光景。
オオタカの目の前を、マガンの群れが悠然と泳いでいました。このオオタカは、1時間ほど前にカモを捕獲し、お腹いっぱい食べた後です。お腹がいっぱいのオオタカは怖くないというわけです。それにしても贅沢なツーショットですね。